巳年!新年明けましておめでとうございます

年賀切手のモデル(福岡県)
新年 明けましておめでとうございます。
今年も わらべ館をよろしくお願いいたします。

さて、今年の干支(えと)は巳年(みどし)のへび!

わらべ館では干支の郷土玩具展を開催中です。
題して「ヘビー級です!巳年の郷土玩具」。
日本各地のへびをモデルにした土人形や張り子たちが
みなさまをお待ちしております。

へびは、苦手な人が多い動物ですね。
ところが、古来、日本人はへびを大事なありがたい
存在と捉えていました。

たとえば、水の守り神として。
きびがらでとぐろを巻く(栃木県)
もともと水辺の生き物、そして流水をイメージさせる
生きものとして、 中国から渡来した竜神信仰も重ね
合わせ、水を守ってきました。

また、金運・蓄財の神様として。
まず、インドの河の神が仏教では「弁才天」となり、
へびと結びつきます。それがさらに「弁天」と変化する
と、金運、蓄財の神様となるのです。



かくして、各地の弁天様を祀る神社では、へびも祀られる
並んでめでたし(熊本県)
ことが多いわけです。

鳥取では、砂丘そばの多禰ヶ池にある「多禰ヶ池
(たねがいけ)弁天宮」や若桜町の「江島神社」が
よく知られています。

多禰ヶ池のおたねという娘さんが、いつもおいしい柿
を持ってくるけれど、それが実は…という昔話には、
ずばりへびが登場します。興味のある方は、お話の
続きを探してみてくださいね。

張り子の白蛇様(島根県)

 鳥取を代表する郷土玩具「北條土人形」の作家で、
 昨年96歳でお亡くなりになった加藤廉兵衛さんの、
 これはおたねさん?と思わせる作品も展示中です。


 また、新しい木のおもちゃのへびたちも、3階の入口
 付近でお客様をお迎えしています。小黒三郎さんの
 組合せが楽しいへびのカップルや、ポーズをいろいろ
 変えられるへびなど、ユニークなデザインをお楽しみ
 ください。
香川県のへびは、伸びてみたり…


くさむらからドキ!小黒さんのへび



鎌首もたげてみたり…